悪質商法にはご注意ください!

無料の勧誘にご注意ください

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/382185

インターネットで無料で求人広告を出すと勧誘し、一定期間を過ぎると高額な料金を請求されるケースが沖縄県内で相次いで発生しているそうです。

巧妙な手口で違法すれすれの悪質商法のようです。広島県内の小規模事業者も人手不足であり、廿日市市内の事業者も勧誘されるかもしれません。

「無料」という言葉に惑わされないように、気を付けてくださいね。

契約をする際には、面倒でも、よく書面を読むようにし、わからない内容の書面には署名などしないようにしてください。

もし、不当な請求を受けてしまった場合は、支払いをする前に、弁護士や最寄りの相談窓口に相談してくださいますようお願いいたします。

「あなたの不安を安心に」

はつかいち法律事務所
広島県廿日市市串戸5丁目4-5 松村ビル203号
電話 0829-34-2666

森下佳奈さんの事件が朝日新聞に掲載されました!

私こと佃が訴訟代理人弁護士となって担当している、故森下佳奈さん(北九州市の非常勤職員)が上司のパワハラ等によって自死した事件についての記事が、本日、朝日新聞の朝刊に掲載されました。

佳奈さんのお母さん、眞由美さんの思いがとうとう国を動かしました。
亡くなった佳奈さんが非常勤職員であったために、常勤職員と同じ公務災害補償制度ではなく、各地方公共団体が条例で定める補償制度の適用を受けるのですが、北九州市は条例及び条例施行規則に被災職員及び遺族らからの申出を認める規定がないことを理由に、母眞由美さんらの公務災害であるとの申出を門前払いとしたのです。
北九州市は、門前払いとしたことにより、公務災害であったのか、それとも公務災害ではなかったのかの認定も何もしないという対応をしました。
そのため、北九州市を相手に、災害補償を求める訴訟を提起するとともに、門前払いとした対応は違法であると損害賠償請求をしたのです。

今回の総務省による一部改正の指示は、母眞由美さんが野田総務大臣宛に、「北九州市の非常勤職員であった娘が上司によるパワハラ等が原因で自死し、北九州市に対し労災申請をしたが、旧自治省が約50年前に作成した準則に即して作成された条例には、被災職員及び遺族らには請求する権利はないと門前払いにされたこと」「非常勤職員の方が苦しむことのないよう、非常勤職員の労働環境や労災の補償制度を改善してください」などと記載した手紙を送付し、これを受け、野田総務大臣が被災職員及び遺族から申出があっても、認定に活かされない場合があることによって不合理を強いていることは否めないとの考えに至り、大臣として、総務省が示している条例施行規則(案)の見直しを各地方公共団体に指示することにしたものです。

訴訟としては、北九州市に対し、遺族である眞由美さんたちの公務災害であるとの申出を門前払いとしたことは違法であるとし、損害賠償請求をしているものであり、直接条例施行規則を改正するよう求めるものではありませんが、非常勤職員であっても、被災職員及び遺族らからの申出を認めるよう制度を変えてほしいと切に願っていました。
まだ訴訟は進行中ですが、眞由美さんの願いは一つ叶いました。
訴訟代理人弁護士としても、今回の総務省の改正を求める通知は一歩前進と評価しています。
もっとも、今回の改正案の内容は、国家公務員の災害補償制度に倣ったものですが、国家公務員の場合は、すでに昭和45年に、同様の規定が整備され、被災職員及び遺族らからの公務災害であるとの申出が規定上認められていたことを考えれば、それから約50年も経過してようやく・・・遅すぎる改正であると思っていますが。非常勤職員の公務災害補償制度ということで、放置されていたのではないかと思うと、やりきれない思いでいっぱいです。
今回の総務省の通知によって、北九州市、その他のまだ同様の規定を設けていない地方公共団体は速やかに条例施行規則を改正してほしいと切に願います。

とはいうものの、地方公務員の場合、非常勤職員と常勤職員とで、公務災害補償制度が異なることについてはやはり問題であると思っています。
国家公務員については、常勤職員も非常勤職員も同じ公務災害補償制度の中で補償されます。

どうして、地方公務員の場合は、非常勤職員と常勤職員とで、公務災害補償制度が異なるのでしょうか。

昭和42年地方公務員災害補償法(以下、「地公災法」という)の制定の際、非常勤職員は地公災法の補償の枠組みから外され、各地方公共団体の条例に委任されることになりました。
本来、常勤職員も非常勤職員も区別なく、地公災法に一本化すべきでしたが、非常勤職員はその種類及び勤務の態容が各地方公共団体ごとに千差万別であり、給与についてもまちまちであったために、その範囲や負担率などを算出できないという技術的な問題から、地公災法に組み入れることができず、条例に委任せざるを得なかったのです。

ですが、今は、常勤職員と実質的には同じ仕事をしている非常勤職員は増えており、常勤職員と非常勤職員とで公務災害補償制度が異なるのは不合理であると思われ、また精神障害の労災認定は専門な判断が必要とされ、各地方公共団体によっては労災を的確に認定できるだけのノウハウもないところも多いと思われます。
現在は、コンピュータの発達により情報処理能力も大幅にアップし、非常勤職員の範囲や負担率などを算出できないという技術的な問題もほぼ生じないと思われます。

今こそ、非常勤職員の公務災害補償制度について抜本的な改革を図るべきであると考えます。
9月10日に野田総務大臣と面会し、非常勤職員の公務災害補償制度についての抜本的な見直しを要望する予定です。

隣で同じように働いている人と災害補償制度が異なるのはおかしいと思いませんか?

非常勤職員には災害補償を請求する権利も認められないのか

みなさん、こんにちわ。
弁護士の佃です。

今日は、どうしてもみなさんにお話ししたいことがあり、
ブログを書かせていただきます。

昨日、私と生越弁護士は、訴訟代理人弁護士として、
北九州市を相手に、遺族補償等請求訴訟及び損害賠償請求訴訟を提起しました。

朝日新聞
毎日新聞
西日本新聞
ヤフーニュース

今、市役所では、職員のうち3割以上は非常勤職員さんと思われます。
みなさんが何か相談したいと思って市役所に行ったとき、
まず、窓口で対応してくれる職員の方の多くは非常勤職員さんです。

みなさんに最も身近な存在である市役所の非常勤職員さんには、
公務災害を請求する権利はないという自治体が数多く存在するのです。
常勤職員であれば、公務災害を請求できるのに・・・
最前線で働く非常勤職員には、その請求権すら認められていないのです・・・

公務災害の請求権を認めないことが許されると、
市役所側が公務災害ではないと判断すれば、
公務災害はなかったことになります。
常勤職員や一般の労働者の場合は、労災請求権が認められているので、
労災請求などがあったことは記録にも残りますし、
どういう理由で労災請求があったのかも記録に残ります。
労災認定がされるかどうかはさておき、職場で何か労働問題があったことはわかります。
そのため、労働問題があったことを把握できるとともに、
その問題に対し労働環境を改善しようと努力することもできます。

しかし、市役所の非常勤職員の場合は請求権が認められていないため、
職場で非常勤職員にどのような労働問題があったのか、
その職場の所属長が労災と認めない限り、
何ら記録にも残りません。
労災隠しも容易です。
そう、今回、私が担当した事件のように、
職場の長が「パワハラなどはなかった」といえば、
それで終わりです。
そのため、記録上は、非常勤職員の労災事件はほとんどないということになっているのです。

非常勤職員の方は、安い給料で、常勤職員と同様の仕事をさせられ、
むしろ最前線の窓口対応を担わされているにもかかわらず、
常勤職員には認められている労災の補償請求権さえも認められていないので、
本来ならば適切な補償を受けられる人も受けられていないのです。
さらに、職場環境も何ら改善されることはありません。
だって、何も労働問題はないことにされているのですから・・・

「どう考えても納得できない・・・・」
「非常勤職員の方の労働環境を改善しないと・・・」
「また同じような犠牲者が出てしまう・・・」

今回、私たちが訴訟を提起した理由は、
二度と同じような痛ましい事件が起こらないようにするためです。

また、非常勤職員の方の労働環境を改善することは、
私たちが一番よく利用する相談窓口などがより一層よくなることにもつながります。
この問題は非常勤職員の問題だけではなく、行政サービスを受ける私たちにも係る問題です。

非常勤職員に対して災害補償請求権を認めない自治体は北九州市だけではありません。
残念ながら、全国に数多くあります。
一方で、東京都のように、非常勤職員の請求権を認めるなど適切に条例を制定している自治体もあります。

どうかお願いです。
災害補償請求権を認めていない自治体におかれましては、
早急に条例を改定するようお願いいたします。
また、非常勤職員の労働環境を調査するとともに、
適切に労働環境を整備するようお願いいたします。

最後に、今回の訴訟で原告になったお母さんの言葉をここに掲載させていただきます。

また、一日が終わります。
佳奈に逢える日がまた一日近づきました。
かわいい、かわいい一人娘。
私はあなたの永遠のお母さん。
私は、佳奈の母として、
佳奈が望んでいることをがんばってやっていこうと思っています。
佳奈は、臨床心理士になることを目指して大学院で勉強し、
卒業後、障がいのある子どもたちの相談にのって力になりたいと
戸畑区役所に非常勤職員として就職し、相談業務に従事しました。
佳奈は、本当に仕事が好きで、
新米でしたが、懸命に相談者の力になりたいとがんばっていました。
ところが、佳奈が働き出して半年後くらいから、
佳奈から仕事がしんどいなどと相談を受けるようになりました。
母として、話を聴いて応援するくらいしかできず・・・
佳奈から「もう限界 迎えに来て」というSOSを受け、
私たちが迎えに行ったときには、佳奈はもう自分の力では歩けないほど疲れ果てていました。
こんなになるまで働かせられていたの・・・?
その日から、私の知っている笑顔の佳奈はいなくなりました。
しばらくの間、佳奈は毎日うつろな目をして寝て過ごし、
職場からの電話には怯えていました。
そして、このときに発症したうつ病は治ることはなく、
佳奈は苦しんで苦しみ抜いた末に、大量の薬を飲み亡くなりました。
佳奈を苦しめた上司には心からの謝罪をしていただきたいと思います。
そして、非常勤職員だということを理由に、
私たち遺族ら本人の請求権を認めない制度も見直していただきたいと思います。
佳奈は、生前、非常勤職員という不安定な身分で嫌がらせを受け苦しめられたうえに、
亡くなってからも、非常勤職員という身分のために、
常勤職員とは異なる扱いを受け、遺族ら本人の遺族補償等を請求する権利も認められないのです。
どうか、二度と佳奈と同じような犠牲者が出ないよう、
非常勤職員の方が苦しむことのないよう、
非常勤職員の方の労働環境や労災の補償制度を改善してください。
それが、佳奈と私の願いです。

弁護士として大切なこと

みなさま、こんにちわ~弁護士の佃です。
いつも、事務員さんのブログを愛読してくださり、ありがとうございます。

廿日市市に、事務所を構えて、あっという間に3カ月。
その間、いろんな相談が来たり・・・
    出張相談に出かけたり・・・
    調停や裁判があったり・・・
    講演に出かけたり・・・
    委員会活動に励んだり・・・
多忙な毎日を送ってきました。
おかげさまで、多くの方が当事務所と関わりを持つようになってきました。

もちろん、弁護士として、裁判資料などの書面作成にも日々励んできました。
示談交渉や裁判においては、書面作成は非常に重要な仕事ですから。
本当に、毎日があっという間に過ぎていきます・・・
気が付くと、もう日が変わっていたことも・・・

でも、ふと、思うことがあります。
私が忙しいって・・・いいことではないはず・・・
弁護士である私のもとに訪れる方の多くは、いろんな問題を抱え悩み苦しんでいる方です。

目に涙を浮かべている方、
「こんな話をするのは恥ずかしくて・・・」と言葉に詰まる方、
堰を切ったように話をする方、
「もう生きていけない・・・」と泣いてしまう方、
見るからに苦しそうな方、
いろんな方が相談に来られます。

何もなければ、きっと普通に暮らしていたはず・・・
私のもとに相談に来るようなことがなかったら、一番よかったのに・・・

私は弁護士、相談を受け、法律の専門家として精一杯がんばるのが、私の責務。
そんな悩み苦しんでいる方のお役に少しでも立てればと思い、弁護士としてできるかぎりのことをする。
相談に来られた方が、事務所を出る時には、どこかすっきりとした表情になってくれていたら、うれしい。
相談の段階では、様々な問題を整理し、解決の糸口を見出すのが私の役目だから、
私との話によって、晴れ晴れとした表情、どこか決心のついたような表情などに変わってほしい。
そして、依頼を受けた事件が終わったとき、依頼者のほっとした表情を見れたら、それが一番うれしい。

でも、
「ドラキュラにだけはなってはいけない!」
といつも思っています。
そう、依頼者の方の悩みや苦しみを好物にしてはいけないのです。

弁護士として大切なことは、いつもあなたと共に、時には一緒に悩み、つらい思いを分かち合い、
その苦しい状況の中で、弁護士として最善の努力をすること。

だから、依頼者の方には、必ずこう言うようにしています。
「私と一緒に、やっていきましょう!」
そう、一緒に悩み、一緒に考え、一緒に闘っていきましょう~
私は、あなたの味方です。
代理人弁護士として、精一杯あなたを支えます。

だから、安心して、お電話くださいね。